顎に痛みがあったり、口の開閉時にガクッとズレる・音が鳴ることはありませんか?
俗に「顎関節症」と呼ばれる症状です。
この顎関節症は、主にアゴのゆがみなどが原因ですが、それ以外にも原因があります。
ポイントとなるのが、「舌」
顎がゆがむ理由とは
- 片噛みする癖がある
- 鼻が曲がっている
- 肩こり・首こりがある
- 頬づえをよくする
- 舌をよく噛む
- 頬をよく噛む
上記に当てはまる人は、顎がゆがみやすいです。
なぜ顎はゆがむのでしょうか?
片噛みをする
片噛み癖があることによって、噛む時に使う咬筋や側頭筋の左右差がでます。
左右差が大きくなれば、顎はズレてきます。
頬づえをする
顎を片側の方向から圧をかけていることになる頬づえ。
これも顎関節に対して、負担がかかるので、ゆがみの原因になります。
舌のクセ
舌をよく噛む人は、舌のクセ(舌癖-ぜつへき-)があります。
これは、舌が本来の定位置ではなく歯で軽く噛んでいたり、下の歯に付けていたりしています。
舌は顎の筋肉の一部なので、このクセが顎をゆがませます。
首がゆがんでいる
実は、これが一番重要です。
顎と首はセットです。
なので、首がゆがんでいると自動的に顎もゆがみます。
肩こりや首こりがある人は、首がゆがんでいることが多いので、これらの症状を持っていると顎もゆがみます。
舌の衰えは、顎をゆがませる
上記の理由で、共通するのが「舌の衰え」。
舌も筋肉で「舌筋」といいます。
この舌筋群は、顎に付着する筋肉が多いので、「舌が衰える=顎が使えづらくなる」という公式になります。
なので、舌の衰えないようにすることが、顎関節には最重要なのです。
3つの舌トレーニングで顎関節のバランスを整えよう
舌を鍛えるには、トレーニングが一番!
ここからは、効果的な舌の筋トレを3つご紹介。
あいうべ体操
顎関節症のセルフケアとしてオススメなのが、「あいうべ体操」です。
この体操は、歯科医の今井先生が考案した体操です。
その名のごとく、「あ・い・う・べー」と大きく発音します。
最後の「べ~」は、舌をあっかんべーのように出します。
これを1動作4秒前後のゆっくりとした動作で1日30回。
1セット10回ずつを3回に分けるのがオススメです。
舌ホッピング
- 上顎に舌を吸い付けます(先端だけでなく、できるだけ舌全体が上顎に着くように)
- 勢いよく下顎に向かって舌を離します
- この時、大きく「ポンッ!」と音がなるようにします
- これを10~15回繰り返します
音ができるだけ大きくなるように、ガンバりましょう!
舌回し
唇と歯ぐきの間を舌でぐる~と、回します。
ちょうど、舌で歯を磨いて行くような感じになります。
右回り×10回転
左回り×10回転
慣れていないと、途中舌や顎や首が筋肉痛のような痛みが伴うので、まずは痛みが出ない範囲から徐々に回数を増やしましょう。
この3つのトレーニングをまずは、3ヶ月間続けることで、筋肉が増えて、正しい動かし方になっていきます。
顎関節をケアするなら、背骨からが一番
3つのトレーニングをしても顎に痛みがあったり、バランスがおかしい。もしくは、痛くてトレーニングができない方は、背骨のバランスが原因の可能性があります。
顎関節は頭の関節です。
では頭はどこにあるでしょうか?
背骨の上ですよね。
頭と背骨の関係を簡単なイメージに当てはめると、【皿回し】。
お皿=頭
皿回しの棒=背骨
お皿を安定して回し続けるには、棒をバランスよく動かしておく必要があります。
バランスを崩し、動かしづらくなったらお皿はどうなるでしょう?
徐々に回転が遅くなり、キレイに回らないようになり、いつかは落ちますよね?
なので、背骨のバランスが頭を安定させるには非常に重要だといえます。
また舌を動かす神経を舌下神経といいます。
この舌下神経は、延髄からでています。この延髄は上部頸椎という首の骨の位置まであるので、首と舌の関係はとても深いのです。
木場カイロのカイロプラクティックケア(DRT)は、DRT独自の顎チェックを取り入れているため、背骨からの顎のバランス修正を得意としています。
歯科に行っても解決しない・セルフトレーニングでも解決しないようなら、一度背骨からのケアをしてみるのもオススメです。
お電話ありがとうございます、
木場カイロプラクティックでございます。